月別アーカイブ: 2020年3月

新型肺炎関連情報

▼南星海運、在宅勤務
 南星海運の日本総代理店、南星海運ジャパンは3月2日~31日、在宅勤務可能な従業員のリモートワークを導入した。電話がつながり難くなる可能性があるため、顧客へ主にメールでやりとりを呼びかけている。期間中はB/Lカウンターの営業時間を10時30~12時、13時~17時に変更。
▼西鉄が中華圏の営業状況
 西日本鉄道国際物流事業本部が3日発表した中華圏の拠点での営業状況は、広州・深浅・厦門・福州・鄭州は2月24日から、北京・大連・瀋陽・青島・唐山・煙台・上海・蘇州・杭州・無錫・寧波・成都は2日から通常営業、天津は出社と在宅勤務で対応、重慶、武漢は在宅勤務体制。

アジアー欧州路線で運賃上向きに

航空貨物マーケットはピークシーズンに入りアジア~欧州路線では運賃が前年の水準に近づいている。TAC Index(香港)によると、10月の香港発欧州向け運賃が前年同月比8.7%減のUS$2.82/kgだったのに対し11月は同3.3%減の3.26ドル/kgと前年の水準をやや下回る程度まで回復、前月比では15.6%増と2ケタの伸びとなった。
 一方、アジア発北米向けは貿易摩擦が長引く中いぜん低調で、香港~北米は前年同月比28.5%減の$3.84/kgと16年5月以降では最大の下げ幅となり、前月比では0.35%の微増にとどまった。

大阪港が山東港と覚書 パートナーシップ提携

大阪市港湾局は6日、中国の山東省港口集団有限公司と大阪港と山東港のパートナーシップ港提携に関する覚書を締結した。
 港湾局では、海外諸港との関係強化を通じて、大阪港のさらなる港勢の拡大を図るため、姉妹港・友好港との友好関係の深化に努めるとともに、17年7月には大阪港開港150年を記念して開催したアジア国際港湾会議へ、姉妹港・友好港をはじめ、成長著しいアジア諸港8港を招待するなど、姉妹港・友好港以外の海外港と今後の大阪港の物流強化、国際競争力の強化に資する新たな交流機会の創出を行ってきた。
 今回の覚書締結は、今年10月に山東省港口集団有限公司から大阪市港湾局へ協力関係の構築について打診があり、世界最新鋭の自動コンテナターミナルが運用されている青島港をはじめ、長江(揚子江)以北の貨物集積地として、今後、コンテナの取扱量増加が期待される山東港(青島港、煙台港、日照港、渤海湾港)との関係を深めることで、大阪港の港勢拡大も期待できるため覚書の締結に至ったもの

東京港が全国初の深夜ゲートオープン

東京港は、東京2020大会期間中とその前後の期間に全コンテナターミナル(CT)でゲートオープン時間を延長するが、オリンピック直前3日間を含む期間中に、全国で初めて深夜ゲートオープン(朝7時半~翌朝4時)を実施する。
 1月末に開催した「東京港のつどい」で東京オリンピックに向けた対応策を公表していたが、ゲートオープンの延長期間や時間など詳細を改めて公表したもの。ゲートオープン時間の延長(土日祝を除く)については、オリンピック前の7月15~17日は7時半~18時、オリンピック期間中の7月20日~8月7日は午前7時半~翌朝4時までの20.5時間(18時以降は予約制)、オリンピック後の8月11~14日は8時半~18時、パラリンピック期間中と大会後の8月25日~9月9日は7時半~18時。
 また24時間利用可能なストックヤードは、実証実験をした大井地区(186台)、城南島地区(84台)に加え、青海地区(約190台)、中央防波堤外側地区(約140台)で合計4カ所・約600台分を設置する考えだ。混雑する時間帯にCTから一時保管場所に仮置きし、早朝や夜間に配送する仕組み。実施期間は7月1日~9月30日で、募集開始は4月1日。周辺の混雑を回避するため、15~18時の時間帯は、全てのシャーシの搬出入を不可とする運用ルールを設定した。
 さらに臨海部の主要道路ごと混雑予測を日別・時間帯別に混雑マップ(https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/business/tokyo2020torikumi/map.html)で公表している。加えて当日の状況はWEBカメラ(https://www.portal-tokyoport.jp/)で交通状況をリアルタイムに配信している。WEBカメラは14基増設し合計39カ所に設置する。
 その他、トラックから船舶・鉄道への利用転換支援を、大会期間中の7~9月期にさらに予算を増額し対応、リーファーコンテナの需要増へ対応するため、補助金でCTで借り上げる発電機のリース料を支援するほか、臨時貨物置場を青海A3ターミナル内などに設置する。また3月23日には、中防外の新たなCTであるY2が供用を開始、既存ふ頭の取り扱い貨物の一部を移転することで、混雑緩和を図る。

コンテナ船業界厳しい年 北米は貿易摩擦、欧州は過剰船腹

韓国海洋水産開発院(KMI)はこのほど2020年の海運市況見通しを発表、来年もコンテナ船は船腹供給が輸送需要を上回る伸びを示し、厳しい年になると予想した。北米航路は米中貿易摩擦、欧州航路は超大型船の竣工量の増加による船腹過剰、アジア域内航路は船社間の集荷競争が市況改善の最大の障害になるとみている。
 KMIは20年の全世界の荷動き量は前年比2.4%増え約1億TEUを記録する一方、船腹量は約108隻・105万TEUの新造船が竣工、解撤量は前年並みの15~20万TEUにとどまり需要を上回る3%増を予想する。
 北米航路は需要が+2.2%と2019年と同様の伸び、供給は大型船のカスケーディング(転配)もスクラバー(排ガス洗浄装置)の搭載工事で供給が抑制+2.5%の伸びとなり、運賃市況は北米西岸航路で年平均1,400~1,500ドル/FEUと19年の1,533ドル/FEUに比べ小幅下落にとどまるとみる。