月別アーカイブ: 2020年6月

6月下旬から中国/インドネシアでCID

Ocean Network Express(ONE)は15日、6月から中国/東南アジア航路で中国とインドネシアを結ぶ新サービスのChina Indonesia Service(CID)を開始すると発表した。
 CIDは6月6日上海着の”CMA CGM Virginia”(Voy.963S)を第1船に、上海~寧波~蛇口~ジャカルタ~スラバヤ~マニラ~上海のローテーションで定曜日ウイークリーサービスを展開、インドネシアから上海への北航でマニラもカバーする。

西部ガスがトライアル出荷 LNGをタンクコンテナで

西部ガスは27日、ひびきLNG基地(北九州市若松区)から中国のジャスダ・エナジー・テクノロジー(上海)社向けに、ISOタンクコンテナ(約18トン積み)を利用したLNGのトライアル出荷を実施した。
 今回のトライアル出荷は、LNGを出荷する際の手順や安全性を検証することが目的で、コンテナ15個(LNG出荷量:約270トン)を一度に輸出するもの。ひびきLNG基地でコンテナにLNGを充てんした後、北九州港のひびきコンテナターミナル(北九州市若松区)にトレーラーで陸上輸送し、定期コンテナ船に積み替えて(写真)、中国(上海港)へ海上輸送した。海外向けのコンテナによる一度のLNG出荷量としては、国内で最大規模となる。
 天然ガス需要が増加する中国では、ISOコンテナを利用したLNG輸送需要も高まっており、需要地に近いひびきLNG基地から一定量まとめて出荷することにより、LNG需要の獲得を目指していく方針だ。西部ガスは、ひびきコンテナターミナルを管理する北九州市港湾空港局をはじめとする関係行政機関の協力を得ながら、事業規模拡大を図っていく。

中国輸出コンテナ運賃市況 COVID-19の影響度合で航路により差

中国輸出コンテナ運賃市況は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)がマーケットに大きな影響を与える要因になっているものの、航路により差はあり、中国の輸出コンテナ市場は全体的に大きな変化はなく、上海航運交易所(SSE)が15日に発表した上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)の総合指数は854.08と前週から横ばいだった。
 欧州航路は欧州の多くの国でCOVID-19の感染が抑制、一部の国が規制措置を緩める経済政策を打ち出したことから、欧州向け荷動きが回復した。一方、船社の運休による船腹削減も継続、需給が改善し、上海出港船の平均消席率は90%以上、一部は満船となり、市況は反発し上海出しスポット運賃(THC除く)のSCFIは831ドル/TEUと前週比比11.7%上昇した。地中海航路も欧州航路と基本的に同じ状況で、SCFIは875ドル/TEUと前週比26%上昇した。
 北米航路はCOVID-19の感染拡大が続き、企業の生産と経営が妨げられ、失業者が急増し、輸送需要も減少、船社が船腹規模の抑制を続け、上海出港船の平均消席率は北米西岸航路が約95%、北米東岸航路は約90%で推移した。市況はCOVID-19の流行程度で差が生じ、北米東岸航路は大幅下落、北西岸航路は小幅下落にとどまり、SCFIは北米西岸航路が2,542ドル/FEU、北米東岸航路が2,542ドル/FEUと前週比でそれぞれ2.5%、6.4%下落した。
 中東ガルフ航路は仕向け地の市場がラマダン(断食月)に入り、加えてCOVID-19の影響で荷動きは低迷したが、一部船社が運休措置を講じ船社が船腹削減を続け、上海出港船の平均消席率は約90%で推移、市況はやや上昇し、SCFIは656ドル/TEUと前週比2.5%上昇した。
 豪州・ニュージーランド航路はCOVID-19の感染拡大が抑制、経済も徐々に回復し、荷動き量も安定、需給はバランスを保持、上海出港船の平均消席率は90%以上、一部は満船となった。市況は全体的に平穏だったが、一部船社が値下げ集荷したことで小幅下落し、SCFIは935ドル/TEUと前週比1.6%下落した。
 南米航路はCOVID-19が南米で猛威を振るい多くの国が都市封鎖したが、南米西岸航路の輸送需要は国により差が生じ、船社が船腹規模を削減、上海出港船の平均省席率は約90%となり、市況は前週に反発したあと再度下落し、SCFIは998ドル/TEUと前週比15.4%の下落となった。
 日本航路は輸送需要が基本的に安定、市況も小幅上昇し、SCFIは関西航路が228ドル/TEU、関東航路が244ドル/TEUと前週比でそれぞれ2.6%下落、0.4%上昇だった。

シンガポール経由のミャンマー向け再開

Hapag-Lloyd(独)は、シンガポールでミャンマー向け貨物の滞留が正常化してきたため、2月からシンガポール経由によるミャンマー向けサービスを再開する。ただ、シンガポールでのさらなる滞貨を防止するため、引き受け貨物はB/L1件あたり20トン/20’に制限するとしている。
 昨年12月、ミャンマーのドラフト規制でシンガポール経由によるミャンマー向け貨物がシンガポールで数週間にわたり長期滞留していた。