トラック業界景況感、10-12月改善 全ト協調査、1-3月期は再び悪化予想

全日本トラック協会は15日、4半期ごとに実施しているトラック運送業界の景況感調査結果をとりまとめた。それによると、2020年10月-12月期は、コロナ禍での通販需要の拡大で「宅配貨物」の輸送量、営業収入、営業利益、営業利益ともに前期と同様、大幅な改善となった。「一般貨物」、「宅配以外」でも輸送量、営業利益などが回復基調となったことから▲65.3(前年同期比)となり、前回(▲91.7)から26.4ポイント改善した。1-3月期の見通しは、1月の緊急事態宣言の発令、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の低迷の影響を織り込み、▲71.6(今回▲65.3)と6.3ポイント悪化する見込みだ。
 10-12月期の一般貨物は、輸送数量が▲62.0(前回▲93.4)と31.4ポイント改善、運賃・料金の水準は▲18.4(▲29.4)と11.0ポイント改善し、営業収入(売上高)は▲58.0(▲92.2)と34.2ポイント、営業利益は▲56.1(▲84.4)と28.3ポイントそれぞれ改善した。
 1-3月期は、輸送数量が▲62.4(今回▲62.0)と0.4ポイント悪化し、運賃・料金の水準は▲22.0(今回▲18.4)と3.6ポイント悪化することから、営業収入(売上高)は▲59.2(▲58.0)と1.2ポイント悪化する見込みである。営業利益は▲59.2(▲56.1)と3.1ポイント悪化する見込み。
 10-12月期の宅配貨物は、輸送数量が146.4(前回142.9)と3.5ポイント改善、運賃・料金の水準は▲14.3(14.3)と28.6ポイント悪化したものの、営業収入(売上高)は150.0(135.7)と14.3ポイント、営業利益も139.3(135.7)と3.6ポイントそれぞれ改善した。
 1-3月期は輸送数量が150.0(今回146.4)と3.6ポイント改善、運賃・料金の水準は10.7(▲14.3)と25.0ポイント改善、営業収入(売上高)は153.6(150.0)と3.6ポイント改善、営業利益も142.9(139.3)と3.6ポイント改善する見込み。