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中国現地情報・中国輸出コンテナ運賃市況

先週の中国輸出コンテナ運賃市況は荷動きが総じて減少に転じると同時に船社の大規模な運休措置で改善、船社が低硫黄燃料に対応した新サーチャージを導入したことで多くの航路で上昇を続け、上海航運交易所(SSE)が5日に発表した上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)は850.27と前週比3.7%上昇した。
 欧州航路はクリスマス向け出荷ピークの谷間から中国の春節向け出荷ピークが近づき輸送需要も回復すると同時に船社の運休措置で需給が改善、上海出港船の平均消席率は95%以上、多くは満船出港となった。これを支えに船社が低硫黄燃料新サーチャージを導入し始めたことや一部船社がスペースタイトで値上げしたことで市況もアップ、上海出しスポット運賃(THC除く)のSCFIは800ドル/TEUと前週比4.4%上昇した。地中海航路は輸送需要回復の勢いが欧州航路より弱かったが船社の大規模運休で需給が改善し、上海出港船の平均消席率は90~95%で推移、一部船社の低硫黄燃料新サーチャージ導入で市況は上昇し、SCFIは771ドル/TEUと前週比5.6%上昇した。
 北米西岸航路は春節前の出荷が始まり、荷動き減少に歯止めがかかると同時に船社の大規模運休で需給が改善、上海出港船の平均消席率は90~95%で推移、SCFIは1,509ドル/FEUと前週比7.4%上昇した。北米東岸往路は需給が基本的に安定、上海出港船の平均消席率は95%以上となったが、低硫黄燃料新サーチャージが比較的高額で一部船社が顧客を維持するため小幅値下げしたことで、市況も値下がり、SCFIは2,638ドル/FEUで1.7%下落した。
 中東ガルフ航路は輸送需要が高水準で安定、一部船社の運休も手伝い、需給も健全性を維持し、上海出港船の平均消席率は95%と、市況も回復を続け、SCFIは930ドル/FEUと前週比11.4%上昇した。
 豪州・NZ航路は輸送需要が減退、一定規模の船腹削減措置が講じられたが需給は引き続き悪化、上海出港船の平均消席率は約85%、一部は80%以下と低迷し船腹過剰のもとで多く船社が値下げ、市況も下落し、SCFIは760ドル/TEUと前週比6.9%下落した。
 南米航路は輸送需要が好調で需給も安定し、上海出港船の平均消席率は95%以上で多くは満船出港となった。ただ、船社による集荷戦略に差が生じ、市況は小幅上昇にとどまり、SCFIは1,747ドル/TEUと前週比4.8%の上昇だった。
 日本航路は荷動きが安定、市況も基本的に平穏で、SCFIは関西航路が226ドル/TEU、関東航路が241ドル/TEUで前週でそれぞれ0.3%、0.2%の下落だった。

中国輸出コンテナ運賃市況 需要増で船社が値上げ推進し上昇

先週の中国輸出コンテナ輸送市場は来年の春節休暇が例年より早く、多くの航路で春節前の出荷が増加し始め、船社が中旬の値上げを推移したことから市況も値上がり、上海航運交易所(SSE)が13日に発表した上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)の総合指数は880.44と前週比3.5%上昇した。
 欧州航路は年末へ向け荷動きが増加、船腹量も一定規模が抑制、需給は良好を維持し、ほとんどの出港船が満船状態となり、船社が中旬の大幅値上げを推移したことが市況を押し上げ、上海出しスポット運賃(THC除く)のSCFIは893ドル/TEUと前週比11.6%上昇、地中海航路は荷況がさらに活況で多くの出港船が満船となり、市況も大幅値上がり、SCFIは1,083ドル/TEUと前週比40.5%も大幅アップした。
 北米航路は年末が近づくにつれて荷動きがわずかに回復したが、米中貿易交渉による関税政策への期待から一部の荷主が出荷を延期する動きをみせ、いぜんとして需給ギャップがあり、一部船社が運休措置を講じたが、上海出港船の平均消席率は北米西岸、東岸向けとも約95%で、貨物確保へ集荷競争が激しく、一部船社が値下げ集荷したことが市況に反映、SCFIは北米西岸航路が1,370ドル/FEU、北米東岸航路が2,512ドル/FEUと前週比でそれぞれ9.2%、4.8%下落した。