世界貿易機関(WTO)が17日発表した今年1~3月期の商品貿易指標(Goods Trade Barometer)は95.5と前期(19年10~12月期)の96.6から1.1ポイント低下、米中貿易摩擦による中国経済の減速などを要因に、分岐点の100を6四半期連続で割り込んだ。指数は輸出受注や自動車生産・販売などから算出、100を上回れば商品貿易が拡大、下回れば縮小傾向を示し、世界貿易の実態をいち早く把握する指標となっている。今回は新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎の感染拡大の影響は反映させていないため、今後さらに貿易の動きが鈍化する可能性がある。
WTOの貿易統計によると、19年7~9月期の世界の商品貿易量は前年同期比0.2%減少、10~12月には前年同期よりわずかに上昇する可能性があるが、最新の商品貿易指標では持続的回復の兆しは示されず、今年1~3月期は貿易量が再び減少する可能性があるが、これを確認する公式統計は6月に公表される。

























